《貴重な経験となった真夏の5日間》
当欄でひとつ前に告知した、弊社サテライト施設「水凪の庭」(岡山県真庭市)での、子どもたちを対象にした夏の思い出づくりイベントが8/5(月)~9(金)に開催されました。
地域の歴史・伝統などの魅力を若い世代に伝え、郷土愛も育みながら、地域の課題解決や持続可能な社会を作っていこうという「郷育」(キョウイク)を実践する場としてのチャレンジで、また、岡山県立真庭高校と同志社大学文化遺産情報科学調査研究センター間の「教育・郷育連携及び協力に関する協定書」の具現化のひとつという位置付けでもあります。
さて、昨年につづく本イベント。
弊社代表津村をはじめ、社員や同志社大学の現役学生ら総勢7〜8名体制で、事前準備から気合を入れて現地入りしました。
少子高齢化が進む人口約4.1万人(2024年7月1日現在)の真庭市。
事前申し込み不要で入退場自由のため、参加者数がどうなるか若干不安もありましたが、初日から昨年を大きく上回り、保護者が連れてこられた未就学児から小・中学生まで、古民家をリノベーションした会場は連日大盛況!
普段は静かな集落に、子どもたちの歓声がこだましました。
体温を超える猛暑の中、集落前を流れる備中川での川遊び。広間でのトランプやお絵描き、五右衛門風呂、窯焼きピザ作り。
蝉時雨の中、思いっきり声を出し駆け回って遊んだ後は、夏休みの宿題に真剣に取り組む姿も。
こちらが用意したメニュー以外にも、子どもたちが自分たちの感性・想像力で遊びや学びをどんどん広げるたくましい姿に、スタッフも大きな刺激をもらいました。
表現が難しいのですが、「都会/地方」といった単純な二元論ではなく、やはり豊かな自然環境のもとで育ち、暮らす中で、子どもたちに備わるある種の”生命力”のようなものが確かにあり、それが「郷育」推進のベースになるのではと感じた5日間でもありました。
事故やトラブルなく無事終えられたことは、参加者とそのご家族はもちろん、「水凪の庭」のある北房地区山田集落の皆さんや、真庭市をはじめとする関係各所のご支援・ご協力の賜物です。
この場を借りて御礼申し上げるとともに、この取り組みのさらなる充実にむけ励んでいきたいと思います。