京田辺市


「澤井家住宅VR」「家康伊賀越えVR」制作

弊社の本社所在地でもある京田辺市。
京都府南部に位置し、木津川や甘南備山などの豊かな自然に囲まれています。また、全国有数の玉露の産地でもあり、「一休さんの寺」として親しまれる酬恩庵一休寺や国宝十一面観音像を安置する大御堂観音寺など多くの文化資源にも恵まれた土地です。

そんな同市との協業、連携事業として、VRコンテンツ制作事業、地域イベントへの出展等を行っています。
制作しているVRコンテンツは、京田辺の重要文化財「澤井家住宅VR」(6DoF:6Degree of Freedom ※本ページ下部コラムご参照)や「家康伊賀越えVR」(3DoF)など、京田辺が持つ魅力を幅広い年齢層に発信できるもので、京田辺市民まつりや観光協会主催イベントなど地域事業・行事に出展しています。

澤井家住宅は、江戸時代には尼門跡曇華院の所領を治める代官が住んでいた屋敷です。

その内装や外観を、VR360カメラおよびドローンでの空撮によって撮影し、ヴァーチャル空間に3Dモデルを構築、VRコンテンツを制作しました。

「家康伊賀越えVR」(3DoF)制作は、2023年のNHK大河ドラマ「どうする家康」の放送をきっかけとし、京田辺を伊賀越えの地として盛り上げる事業の一環として行いました。

江戸幕府初代将軍である徳川家康が、かつて命がけで脱出を図った「伊賀越え」の道として京田辺市の甘南備山を通ったという伝承があります。

1582(天正10)年、「本能寺の変」により織田信長が明智光秀の軍勢に討たれ、信長と同盟関係であった家康にも光秀に討たれる危機が迫ります。当時堺に出ていた家康は少数精鋭のお供しか連れていなかったため、最短で自国の岡崎城へ帰るために「伊賀越え」の道を通ります。

「伊賀越えVR」(3DoF)は、家康目線で伊賀越えができるコンテンツです。穴山梅雪や本多忠勝などの家臣とともに、険しい山を越え、落ち武者狩りから身を隠すシーンなどをVRで追体験できます。

地域のイベントへの出展は、毎年11月に行われる「京田辺市民まつり」に出展しています。「京田辺市民まつり」は通称「たなフェス」と呼ばれ、京田辺市の文化・産業・観光が大集合するフェスティバルです。弊社は京田辺市に縁のある会社として、「シゴトニア☆京田辺」に出展しました。2022年の出展では、「澤井家住宅」VRコンテンツの展示を行い、京田辺市民にとって身近にある文化遺産を、子供から大人まで幅広い年齢層の方々に体験してもらいました。

今後も京田辺の魅力を伝えられるVRコンテンツを提供していきます。

※ DoFとは?

  • VRにおける重要な指標で、Degree of Freedomの略称、つまり「自由度」を指します。
  • 3DoFと6DoFの2種類があり、それぞれの数字は、VR体験で感知できる動きの方向性を表します。
  • 3DoFは、非常に簡単にいうと前後・左右・上下に頭を動かして周囲の映像を眺めることができるもので、キャラクター移動にはVR専用コントローラーなどを使う必要があります。
  • 6DoFは、3DoFの「頭のみの動き」に加えて上下・左右・前後の「体の動き」にも対応し、VR空間を自由に移動することができます。
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