岡山県真庭市で第2回「西の明日香村 北房フォーラム」を開催


「西の明日香村 北房フォーラム」成果発表

【2025年2月21•22日開催】

この「お知らせ」欄でも度々登場する岡山県真庭市の「北房」(ほくぼう)。
元は上房郡北房町でしたが、真庭郡の4市4村と2005(平成17)年に合併して誕生した真庭市の一部となりました。
真庭市は県北部で鳥取県境に位置する静かな山あいの町ですが、北房はその南端に位置し、旧国では唯一「備中国」だった地域です。そのため、文化や風習など、真庭郡から合併した他の市町村とは、少し風土が異なります。
また、北房は、荒木山西塚古墳など数多くの史跡や旧跡に恵まれ、”西の明日香村”とも呼ばれています。

さて、地元の北房小・中学校と同志社大学では連携事業を推進しており、令和6年度のまとめとして「西の明日香村フォーラム」が2/21~22の2日間にわたって北房文化センター、北房コスモスドーム(22日のみ)で開催されました。
フォーラムでは、地域の方々や来場者に向け、北房の魅力発信のために取り組んだ各種事業の成果発表を行いました。

小学生は、
・古墳将棋作成
・古墳図鑑作成
・クイズスタンプラリーの実施
・古墳紹介動画作成
中学生は、
・地元企業と協力して商品開発、販売
・サイクリングルート紹介動画作成
・北房オリジナルカレンダー作成
・ラジオ番組作成
・北房神話ウォークラリー実施

それぞれ上記の取り組みがお披露目されました。
いずれも、お仕着せではなく自分たちで考えた非常に柔軟で秀逸なアイデアばかりです。
また、決して企画倒れではなく、”北房愛”に裏打ちされた、具体的な成果を伴うものとなっており、大変心強く感じました。

そのほか、同フォーラムでは、地元企業とともに商品開発したクッキーとブラウニーの販売や、中学生が企画した一般参加可能なウォークラリーなども実施。地域の方々によるお餅やおしるこの振る舞い、軽食販売などもあり、大変盛り上がりました。
北房が老若男女問わず一体化する土台のひとつになれればと実感した次第です。

少子高齢化が一層急速に進展することの懸念が、特に地方において声高に叫ばれる中、我々が模索する「郷育」(キョウイク)も、その解決策のひとつとして寄与できるよう、歩みを着実に進めていきたいと思います。

北房文化センター フォーラム告知(Instagram)


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