山あいで魚?岡山県真庭市の伝統行事「北房ぶり市」へ行ってきました


大勢の人出賑わう「ぶり市」

岡山県真庭市北房(ほくぼう)。鳥取・岡山両県の県境近くに位置する、山間の静かな町です。
同所は弊社サテライト施設「水凪の庭」の所在地であり、弊社にとってはもはや第二の故郷!

そんな真庭で2/2(日)に開催された「北房ぶり市」に行ってきました。
ぶり、そう、魚の鰤です。
「なんで山間で魚?」──そう思われる方がほとんどでしょう。

物流の手段が乏しかった昔、山間地域で海の魚である鰤を口にできることは極めて珍しく、江戸時代前期、当時の代官が「正月くらいは」と認めたことに始まるとされる伝統行事で、ゆうに300年以上の歴史を誇ります。
特産品や植木、金物、乾物、食べ物など数多くの露店が軒を連ね、地域の子どもから大人まで大勢の人出で賑わいます。
主役は昔さながらに再現される「ぶり小屋」で、鰤の解体〜実演販売に多くの人が大喜び。
また、「ぶり市の風に当たると縁起がよい、風邪をひかない」ともいわれており、寒さを吹き飛ばす熱気に溢れていました。

昨年(令和6年度)は北房小中学校と同志社大学が連携し、弊社はそれをサポートする形で、地域の魅力発信のためにクイズラリーを企画したり北房にまつわるキャラクターを作成したり、水凪の庭での夏休みイベントなど、大学生と一緒に1年間地域学習に取り組みました。
その経緯でたくさんの地元小中学生とすっかり”お友だち”になり、ぶり市も一緒に楽しみました。

最先端のIT技術を強みとする弊社ですが、どんな企画や調査研究も、やはり土台になるのは「人と人とのつながり」。
伝統行事や信仰など、地域の人々が大切に紡いでこられた歴史に敬意を払い、謙虚な気持ちで我々も参加させてもらう。
そんなことを再認識させてもらえた貴重な一日でした。

真庭観光局公式サイト 北房ぶり市


PAGE TOP