「かもまつり2025」西脇京都府知事”行き活きトーク”に津村社長が登壇しました ― 恭仁宮跡3D化を通じた文化観光の未来を語る ―


意見交換会の壇上

《11/3 於・史跡恭仁宮跡広場》 

2025年11月3日(月・祝)、京都府木津川市の恭仁宮跡周辺で開催された「かもまつり2025」にあわせ、西脇隆俊京都府知事による意見交換会「行き活きトーク」が実施されました。本イベントは、府民の声を直接府政に反映することを目的に、府内各地で行われているものです。

今回のテーマは「文化観光拠点としての恭仁宮」。現地視察(発掘調査現場等)を経て行われた意見交換の場には、地元関係者に加え、恭仁京の3D計測・可視化プロジェクトを担当した弊社社長の津村も登壇しました。

津村からは、文化財のデジタル化を担う立場から見た現場の課題や今後の活用に向けた提案を、西脇知事に直接伝える貴重な機会となりました。とりわけ今回は、ARを活用した文化資源の活用、地域観光振興、文化財のDXを中心とした恭仁宮および南山城地域の活性化について提言を行う場ともなりました。

さらに、オーバーツーリズムが全国各地で課題となる中で、観光地の分散先として史跡・恭仁宮跡に寄せられる期待や、その一方で、急速で過剰な観光化がもたらす「観光公害」や地域の疲弊といったリスクについても率直に意見を交わしました。恭仁宮跡のような歴史的地域においては、住民の暮らしや、長く受け継がれてきた信仰・伝統といかに共存させるか、つまり、住民の理解が何より大切です。弊社が持つ文化財や文化遺産のデジタル化技術は、実物を損なうことなく理解を深める手段として大きな可能性を持ち、また、地域と行政をつなぐ重要な役割があると、僭越ながら思いを新たにしました。
今後も、行政・教育機関・地域住民と協働しながら、デジタル技術による文化財の継承と地域振興の両立に取り組んでまいります。


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