旧永島家住宅(京都府指定有形文化財)VR


宮津藩の大庄屋住宅

奈良時代、聖武天皇(701−756)の命によって全国に建立された国分寺。
そのひとつである丹後国分寺跡に建つのが、ふるさとミュージアム丹後(京都府立丹後郷土資料館)です。
京都府では、丹後の歴史・文化の探訪と観光の拠点となる「ミュージアム」化を目指して同館をリニューアルし、2026(令和8)年度中のオープンを目指しています。

同事業をはじめ、木津川市にある史跡恭仁宮跡(山城国分寺跡)など、京都府と同志社大学文化遺産情報科学調査研究センターの間で、地域の歴史・文化資源活用による地域創生事業を推進する連携協定に基づいたプロジェクトが、並行して進められています。
弊社は同大発ベンチャーとして連携し、これら事業の社会への応用を支援する技術協力を担っています。

さて、資料館の向かい側で存在感を放つ、茅葺き・入母屋造りの古民家が、1840(天保11)年築の「旧永島家住宅」(京都府指定有形文化財)です。
同家は江戸時代に宮津藩の大庄屋を務めた豪農で、その主屋が1982(昭和57)年に京都府に寄贈され、1995(平成7)年、京都府竹野郡丹後町字徳光から、天橋立を臨む高台である現在地に移築・復元されました。

近世民家の完成型ともいわれる「整形四間取り」(田の字型とも)の作りで、天井には鉄砲梁など大庄屋特有の建築様式を残しており、丹後地方の民家の特徴である「平入り広間型三間取り」から変化した初期の貴重な建築例として、高く評価されています。

先に述べた連携協定の前提として、社会応用を担う弊社が、実際のICT教材の運用の可能性も含め「旧永島家住宅」を計測、コンテンツ化することになりました。
同家で実際に使われた様々な農具・民具類も多数展示されており、今回のVR化ではその模様ごと再現しています。
ぜひデモ公開URLでご覧いただき、現地にも赴いていただければ幸いです。

3D化対象案件旧永島家住宅(京都府指定有形文化財)
制作・開発期間2022年12月~2023年2月
デモ公開URLhttps://my.matterport.com/show/?m=YjTtnFHWfzt
ふるさとミュージアム丹後(京都府立丹後郷土資料館)https://www.kyoto-be.ne.jp/tango-m/cms/?p=356

VRイメージ(キャプチャー)


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