松江城天守(国宝)VR


5例目の国宝天守をVR化

山陰の中心都市・島根県松江市街中心部の亀田山。
ここに平山城として築かれたのが松江城です。
「現存12天守」のひとつである同城天守は、2015年(平成27)年に天守5例目となる国宝に指定され、松江のシンボルとして市民に愛され、また、多くの観光客で賑わっています。

松江城は、関ヶ原の軍功により1600(慶長5)年に浜松から出雲・隠岐の領主となった堀尾氏が、1607(慶長12)年から築城を開始、1611(慶長16)年に現在の天守を含めほぼ完成したと見られます。
天守外観は四重・内部五階地下一階の荘重雄大な形式で、近世城郭最盛期を代表する建築として極めて高い評価を受けています。

弊社では、島根県松江市と同志社大学文化遺産情報科学調査研究センターとの連携事業の一環で、同市の文化財保存活用地域計画に協力しています。
その成果のひとつが「松江城天守VR」です。

国は、障害のある人や高齢者を含むすべての人が、より快適に文化財に親しめる環境作りを目指し、エレベーター、車椅子対応のスロープ、多機能トイレなどバリアフリー化の充実を推進しています。
一方、国宝や重要文化財など、建造物の場合は改修と文化財保護の繊細なバランスが必要となり、物理的なバリアフリー対応を補完する意味合いで、デジタル空間における弊社の技術がその一助になればと考えています。

松江市では、松江城天守に登閣できない障害をお持ちの方にも天守内部や最上階からの宍道湖や島根半島の眺望を楽しんでもらえるよう、市立松江歴史館で「松江城天守VR」体験デモを定期的に開催しています。

ぜひ松江歴史館で松江城天守の魅力をVRで体感ください。

3D化対象案件松江城天守(国宝)
制作・開発期間2020年10月~2022年8月
松江市立松江歴史館HP
(「国宝松江城天守VR」体験)
https://matsu-reki.jp/event/vr/

制作・開発の模様

VRイメージ(キャプチャー)


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